予防接種について
私たちの身の回りには、細菌やウイルスによって引き起こされる様々な感染症があります。感染すると重症化するもの、後遺症を残すものなど一部疾患に対しては抵抗力(免疫)をつけておく手段があります。それが予防接種です。接種すれば100%防げるわけではありませんが、重症化は防げます。体調がよいときに接種することをお勧めします。
投与スケジュール、副作用、接種料金など予防接種に関するご心配ご質問があれば遠慮なくご相談ください。
月曜日~金曜日の14:00~15:00が優先時間帯となっております。
定期
ヒブワクチン 2ヵ月~60ヵ月(5歳)未満 |
【Hib(インフルエンザ菌b型)感染症】 インフルエンザ菌b型という細菌(※インフルエンザウイルスとはまったく別のもの)による病気で、細菌性髄膜炎や喉頭蓋炎、肺炎などを起こします。5才までにかかることの多い病気です。髄膜炎は早期診断が難しく、重症化します。死亡や重い後遺症の残る例もあります。 |
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小児用肺炎球菌ワクチン 2ヵ月~60ヵ月(5歳)未満 |
【肺炎球菌感染症】 肺炎球菌による病気で、菌血症、肺炎、脳を包む髄膜が炎症を起こす細菌性髄膜炎などを起こします。髄膜炎は早期診断が難しいため重症になりやすく、重い後遺症を残したり死亡する例もあります。菌血症は髄膜炎の前段階であることが多いです。 |
B型肝炎ワクチン 2ヶ月〜12ヶ月(1歳未満) |
【B型肝炎】 B型肝炎ウイルスに感染しているお母さんから分娩時に感染するだけでなく、感染している父親や兄弟姉妹など周囲の人からも感染します。子どもの場合は原因不明の場合もあります。 肝炎になり、慢性化すると肝硬変や肝臓がんの原因になります。 |
ロタウイルスワクチン 1価6週〜24週、5価6週〜32週 |
【ロタウイルス胃腸炎】 乳幼児がかかりやすい病気で、嘔吐と下痢を繰り返すと脱水症になります。けいれんや脳症を合併することもあります。感染力が大変強く、しばしば保育園・幼稚園などで流行します。 |
四種混合(DPT-IPV)ワクチン 3ヵ月~90ヵ月(7歳6ヵ月)未満 |
【ジフテリア】 【百日せき】 【破傷風】 【ポリオ】 |
BCGワクチン 3ヵ月~12ヵ月(1歳)まで |
【結核】 大人ではせきや発熱が続く病気ですが、子どもの場合は、体重減少、発達の遅れなどでみつかることもあります。赤ちゃんの場合は、粟粒結核や髄膜炎など重症になりやすく、後遺症が残ったり、死亡することもあります。 |
麻しん・風し ん混合(MR)ワクチン 1歳、年長さん |
【麻しん(はしか)】 【風しん(三日ばしか)】 |
水痘ワクチン |
【水痘(みずぼうそう)】 強いかゆみのある赤い水疱をともなった発疹が全身にできる病気です。発疹は水ぶくれ、かさぶたへと変化します。脳炎や肺炎、皮膚の細菌感染症などを合併することもあります。 |
日本脳炎ワクチン Ⅰ期 6ヵ月~90ヵ月(7歳6ヵ月)未満 ※ Ⅱ期 9歳~13歳未満 |
【日本脳炎】 感染したブタから蚊がウイルスを運びヒトを刺し感染させ、脳炎を起こす病気です。ヒトからヒトへはうつりません。かかっても多くは無症状ですが、脳炎になると高熱、けいれん、意識障害がでます。一旦かかると治療法がなく、死亡や重い後遺症の危険性があります。 |
二種混合(DT)ワクチン 11歳以上13歳未満 |
【ジフテリア】 【破傷風】 |
ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン 小学校6年生~高校1年生 |
【ヒトパピローマウイルス(HPV)子宮頚がん】 初期には全く症状がないことがほとんどで、自分で気付くことができない病気です。不正出欠やおりものの増加、性交のときの出血などに気が付いたときには、がんが進行していることもあります。 進行すると、子宮を全摘出する手術が、必要になることもあり、妊娠、出産の可能性を失い、女性にとって心身ともに大きな負担となります。 |
任意
おたふくかぜワクチン 4,000円 |
【おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)】 発熱とともに片方または両方の唾液腺(※耳の下からあごにかけての部分)、特に耳下腺がはれる病気です。ふつう1~2週間で治りますが、無菌性髄膜炎や脳炎を合併することもあります。治らない難聴になることもあります。 |
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インフルエンザワクチン | 【インフルエンザ】 悪寒や発熱、頭痛、関節痛などの全身症状がみられる病気です。中耳炎、肺炎を合併することもあります。脳症を起こすと後遺症を残したり、死亡することもあります。 |
三種混合(DPT)ワクチン 3ヵ月~90ヵ月(7歳6ヵ月)未満 |
【ジフテリア】 【百日せき】 【破傷風】 |
ポリオワクチン 3ヵ月~90ヵ月(7歳6ヵ月)未満 |
【ポリオ】 小児麻痺とも呼ばれます。かかっても無症状か、かぜに似た症状だけですむ場合がほとんどですが、症状がでる場合は熱が下がった後に片側の手足に弛緩性麻痺を生じ、後遺症を残すことがあります。 |